柳俊太郎、10年前に撮影した初主演映画『僕の名前はルシアン』 予告編【2023年9月29日より順次公開】


「Vogue」などのファッション誌を中心に活躍し、資生堂の企業文化誌「花椿」に掲載された犬の未発表写真が第35回朝日広告賞でグランプリを受賞した写真家で映像作家の大山千賀子が、実際にあった事件にインスピレーションを得て描いたオリジナルストーリー『僕の名前はルシアン』は、自殺願望を抱えた若者たちが同じ願望を共有するサイトで知り合うところから始まるミステリー。

 愛を求める孤独な10代の少女・あかねは、インターネットで「ルシアン」と名乗る理想的な男と知り合う。同じころ、ある連続殺人犯を追っていた警察は、同じ犯人が手を下したと思われる、3人目の女性の全裸遺体を発見。遺体に暴行の痕跡はなく、犯行動機もわからないままで、捜査は難航していくが……。

 監督は、美しいサイコパス・ルシアンのイメージを求め、いくつもの事務所に電話をかけ、訪問。遠くに立っている栁俊太郎を一目見た瞬時にルシアンだと思い、即決。『東京喰種 トーキョーグール』『るろうに剣心 最終章 The Final』『カラダ探し』『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』など話題作に多数出演する俳優・モデルの栁俊太郎の映画初主演作となった。そのほか菜葉菜、大鶴義丹、大島葉子らベテラン実力派や、元読売ジャイアンツの定岡正二も出演。

 誰もが心の片隅に持っている"孤独"、誰もが心の奥底で必要としている"愛"。今生きている自分と今起こっている現象を作品にしたいと制作活動をしている大山千賀子が、日本アカデミー賞最優秀撮影賞受賞の市川修とCM界の巨匠の照明技師・渡辺光雄、美術・磯見俊裕(『ラーゲリより愛を込めて』)、音楽・篠崎正嗣(『ラストエンペラー』胡弓演奏)らとタッグを組み、おとぎ話のような"一瞬の愛"を美しい映画に仕立て上げた。

 写真家としての大山千賀子のライフワークとして「裸体」への取り組みがある。我々が纏っている肌の質感、テクスチャー、肌が持つ歴史を雄弁に語る「裸」が、本作にも効果的に登場する。

 監督は、水中撮影にもこだわり、6mの深さのタンクを求めて、イギリスのエセックスで撮影を敢行。日英合作映画となった。

監督・脚本:大山千賀子

出演:栁俊太郎
菜 葉 菜 大鶴義丹
大島葉子 定岡正二(元読売ジャイアンツ)
福永里朱 恒吉梨絵 ウダタカキ 酒向芳 風間晋之助
丸山昇平 田邉和也 結城貴史 庄司浩之

美術:磯見俊裕/音楽:篠崎正嗣/撮影:市川修/照明:渡辺光雄/
編集:保泉圭太/助監督:神保英明/
プロデューサー:追分史郎・Tony Humphreys/
エグゼクティブプロデューサー:Ajay Nehra・佐々木昭夫・清水菊江
主題歌:UKen「ルシアン-win the happiness」
制作:Tokyomuse Films合同会社
配給:Tokyomuse Films
日英合作作品/2022年/104分/カラー/5.1ch/DCP 
©「僕の名前はルシアン」製作委員会

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