駐日中国大使「日本のアニメ歓迎されている」(2023年4月29日)


 先月、日本に着任した中国の呉江浩大使は、日本のアニメ映画が中国でヒットしていることについて触れ、文化交流や人的交流を推進していきたいと抱負を述べました。

 中国・呉江浩駐日大使:「『スラムダンク』『すずめの戸締まり』は、中国で大好評で日本国内以上に人気を博しています。中国のオンラインゲーム『原神(Genshin)』それも日本で大ヒットしています」

 日本記者クラブで会見した呉大使は、自身も映画「君の名は。」を見たことなどを紹介し、「日本のアニメや映画は、中国人の心と通じるものがあり、たいへん歓迎されている。ぜひ、こうした交流を広げていきたい」と述べました。

 また、日本人の短期旅行者にノービザでの渡航を復活させるかについては現在、時期を含め、本国と協議していると明らかにしました。

 呉大使は、個人的なアイデアだとしたうえで、「中国人観光客にもノービザで日本への渡航ができるようにして、人的交流を活発化させてはどうか」と提案しました。

 一方、日本人が中国で拘束され不安の声が広がっているとの懸念については、「中国は街を歩いているだけで、あるいは、友人と話をしているだけで、理由もなく突然、拘束したりはない。今回の拘束は本人の行動だけでなく、裏で指示している人、機関がある」と述べ、拘束には相応の理由があることを示唆しました。
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